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太陽光発電が儲からなくなったというのは本当か?
太陽光発電の取付費用がどれくらいの期間で元が取れるかを見てウソを暴く
「太陽光発電で売れる電気の値段も下がってるし、もう儲からないんじゃないの?」先日もこの質問をお客様にされました。ほとんどのお客様がこの質問をしてきます。太陽光発電で少しでも損したくない。既に太陽光発電を付けてる人よりも損するのは許せない。これはあなたも同じじゃないでしょうか?
ではなぜこんな質問が出てくるのでしょうか?
それはこの質問にもあるように「売れる電気の値段が下がっている」からです。
儲かるかどうかを知るには何をすればいいか?
一番売れる電気の値段が高かった時は1kWあたり48円でした。2018年度は26円です。半分近くまで下がっています。この数字を見ると「もう儲からないんじゃないの?」と思ってしまいますよね。
太陽光発電で儲かるかどうかを知るには、どれくらいの期間で太陽光発電システムの取付にかかったお金を、電気を売って元が取れるかで考えます。この元が取れるまでの期間が短いほうが儲かるということになります。
では本当に太陽光発電が儲からなくなったのかを、売れる電気の値段が高かった2011年度と値段が安くなった2016年度を比べて確かめてみます。2011年度は東日本大震災があった年です。原発が停止されて国も太陽光発電を推進して、誰もが太陽光発電を取付し始めた年です。
調べてみると驚きの事実が、、、
例えば、埼玉県熊谷市に京セラの太陽光発電システム5kWを設置したとします。そして、話を分かりやすくするため発電した電気は全て売ったとします。電気を売っていくら儲かるかは、「太陽光発電の発電量×売れる電気の値段」で決まります。
太陽光発電の発電量は、日射量×日数×kW数÷日射強度×(1-ロス率)で出すことができます。熊谷市の場合の年間の発電量は5721kWhになります。この発電量に売れる電気の値段を掛けたものが年間に入ってくる儲けです。
2011年度は売れる電気の値段が42円なので、
年間5721kWh×42円=240282円の儲け(2011年度)
になります。
では設置するのにかかったお金はいくらになるでしょうか?これは国の機関である「NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)」が発表している太陽光発電システムの価格を見れば分かります。太陽光発電システム1kWあたりを取り付けるのにいくらかかるかが出ています。

233万円÷24万円=9.7年(2011年度)
かかることになります。
同じように2016年度は売れる電気の値段が31円なので、年間の儲けは
5721kWh×31円=177351円(2016年度)
です。
2016年度の太陽光発電システムの価格は33.6万円なので、33.6万円×5kW=168万円です。なので元を取るまでに
168万円÷17.7万円=9.5年(2016年度)
かかることになります。
あれ?と思いませんでしたか?
元を取るまでの期間は、2011年度が9.7年、2016年度が9.5年です。
売れる電気の値段が安くなった2016年度のほうが短い期間で太陽光発電システムの取付にかかったお金を取り戻しています。
ではなぜ太陽光発電は儲からなくなったと言われているのでしょうか?
儲かるかどうかは今も昔も変わっていない

売れる電気の値段だけ見るとどんどん安くなっています。なので儲からなくなっているように見えるんですね。でも最初に太陽光発電システムを取り付けるのにかかるお金も同じようにどんどん安くなっているんです。
この売れる電気の値段と設置するのにかかる2つのお金を見て考えてみると分かりますが、実は電気が高く売れていた昔と安くなった今を比べても、儲かるかどうかは変わっていないんですね。
売れる電気の値段しか見ていない。これが「太陽光発電はもう儲からなくなった」と皆が間違ってしまう理由です。
もし、太陽光発電はもう儲からなくなったという話を聞いたことがあるなら、一度このように計算してみるといいかもしれませんね。
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